MECT特派員

【活躍する女性説明員】ワーク着脱の確認を簡単に イマオコーポレーション

イマオコーポレーション(1C64)の技術開発課の高井亜紀さんは、磁気センサーを使ってワークが着脱されているかを確認できる「エアダウンクランプ(センサー対応)」の組み立てに携わった。ワークがちゃんとクランプできていれば、緑のランプが点灯する。「磁力が弱いとセンサーが感知しづらく光が弱くなる。これを改善するのに試行錯誤した」と話す。同製品は参考出展で、来年2月に発売する。

MECT特派員

【活躍する女性説明員】自動化システムの設計に携わる 中村留精密工業

中村留精密工業(3D08)の自動化技術部に所属する堀井綾香さんは、タレット型複合加工機「SC-100」とファナック製の協働ロボット、ワークストッカーを組み合わせた自動化システムの設計に携わった。最大の特徴は、機械とロボットの間で配線や配管を効率的に接続できる、新開発の「ワンタッチ・ドッキング・システム」。自動化システムを構築するうえで手間がかかる配線や配管の取り回しを効率化し、簡単に自動化システムを立ち上げられる。堀井さんは「初めてのことで、一から作り上げるのが大変だった」と話す。

MECT特派員

MECT2019で最大の機械

メカトロテックジャパン2019東芝機械

東芝機械(3A03)の「高速5軸門形型彫盤 MP-2618」は、今回展で最大サイズの機械だ。3号館の1号館寄りの入口すぐにあり、その迫力が目を引く。同機はワークの最大積載量が15tの5軸マシニングセンタで、ダイカストやプレスの金型加工が主なターゲット。「5軸のため大物金型のゲートや冷却穴などをワンチャッキング加工でき、大幅な工程集約が図れる」と担当者は語り、自動車関連の金型メーカーにメリットをアピールする。

事務局

「ロボット」スペシャルトークセッションを開催します

1号館コンセプトゾーン内の特設ステージでスペシャルトークセッションを開催します。

・14:30~15:20 デンソーウェーブ×ベッコフオートメーション「ロボットで描く生産現場の近未来」

※予約は不要です。直接会場にお越しください。

MECT特派員

【記者はもらった!】指先サイズのボールベアリング 日本精工

日本精工(1B18)では、自分で組み立てた指先サイズのボールベアリングをもらえる。部品は全て実際の製品と同じもの。組み立て体験は子どもにも人気で、MECT2019の会期後半は週末に当たり多くの来場者が訪れると見込まれる。

事務局

開催時間のお知らせ

本日は会期3日目です。開催時間は10:00~18:00です。お気をつけてお越しください。

MECT特派員

碌々産業、イワタツール岩田社長をアーティストに認定

碌々産業の海藤満社長(左)とイワタツールの岩田昌尚社長(右)

碌々産業(3C08)は5月9日、イワタツール(2B13)の岩田昌尚社長を、微細加工に関わる独自の認定制度「エキスパート・マシニング・アーティスト」に認定し、会期2日目に自社小間で表彰式を開いた。岩田社長は「わが社が微細加工向けの小径工具を開発するようになったのは、碌々産業がきっかけ。その碌々産業から評価されるのはうれしい」とコメントした。

MECT特派員

センサーの後付けも可能、THKの直動ガイド向けIoT

THKの オムニエッジ 展示スペース

THK(1A61)は、小間の奥に専用ルームを設け、工作機器用のモノのインターネット(IoT)システム「OMNI edge(オムニエッジ)」をアピールする。直動案内機器「LMガイド」に振動センサーを取り付け、データを収集して予兆保全などを可能にする。「分析に独自のノウハウがある。センサーは後付けも可能」と説明員は自信を見せる。

MECT特派員

ブルームが画期的な工具測定

プレゼンに大勢の来場者が興味を示す

 ブルーム-ノボテスト(2C25)はレーザー工具測定システム「LC50-DIGILOG(デジログ)」と解析用ソフトウエア「LC-Vision(ビジョン)」を展示し、画期的な工具測定ソリューションを提案した。

 デジログとは、デジタル信号とアナログ信号を融合した同社独自の技術。この技術を取り入れたLC50-デジログは、工具径や工具長だけではなく刃先の振れも測定できるのが最大の特徴だ。また、LC-ビジョンは測定データを可視化して解析するソフトで、刃先形状のモニタリングなどを実現する。小間では定期的にプレゼンテーションし、大勢の来場者の関心を集めた。

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【工具】兼房の工具でワークにくぼみを

切削加工でくぼみを作る

兼房(2A25)の出展するディンプル加工用タイリング工具は、マシニングセンタで切削するようにくぼみを付けることができる。

これまではレーザーや金属粉を噴射するショットピーニングで加工していたが、同社が2年前に工具での加工を提案した。高速で加工できるうえ、均一にくぼみを作れ、自由曲面にも対応する。

摺動(しゅうどう)面にくぼみを付けることで摩擦の軽減や油だまりの機能を得られるため、自動車の燃費向上などに生かせる技術として注目される。