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【工具】兼房の工具でワークにくぼみを

切削加工でくぼみを作る

兼房(2A25)の出展するディンプル加工用タイリング工具は、マシニングセンタで切削するようにくぼみを付けることができる。

これまではレーザーや金属粉を噴射するショットピーニングで加工していたが、同社が2年前に工具での加工を提案した。高速で加工できるうえ、均一にくぼみを作れ、自由曲面にも対応する。

摺動(しゅうどう)面にくぼみを付けることで摩擦の軽減や油だまりの機能を得られるため、自動車の燃費向上などに生かせる技術として注目される。