MECT特派員

【工具】ドンと来い、工具の悩み!

小間には特殊工具が展示される

CJVインターナショナル(2B25)は、加工の要望に応じて形状を作る特殊工具を製造する。加工時間の短縮や工具寿命を延ばすなど、顧客の困りごとを聞きながら設計する。

そのため「製品も見てもらいたいが、それ以上に来場者には製造現場で抱える加工や工具の悩みを持ってきてほしい。その課題を解決できる提案を用意する」と担当者は自信を見せる。

MECT特派員

【初出展者の声】ハトの被害は4段階

ハトの絵が象徴的な同社の小間

初出展した企業には特徴ある会社も多い。日本鳩対策センター(1C10)は、文字通りハトの侵入で工場などへの被害を防ぐ製品を扱う。ハトの被害レベルは四段階ある。第一段階は、屋根の端やベランダの欄干に止まる状態。第二段階では、仲間との待機場所に使う。第三段階では物かげを寝床にし、定住し始める。第四段階では営巣し、子どもをつくる。

担当者は「最終段階になると、帰巣本能に優れた鳩はなかなか出ていかない。早期の対策が要る」と訴える。電気ショックを与える製品など、同社では各段階に合わせた対策製品をそろえる。

MECT特派員

【面白いサンプルワーク】和の美しさ前面に

ゼネテック(3D11)は、「愛」の文字を付けたかぶとのサンプルワークを展示した。同社のCAD/CAMシステム「Mastercam」で設計し、部品加工会社が加工を担った。加工には、三井精機工業の5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex550-5X」を使用。かぶとの隣には、桜の花びらをあしらったげたのサンプルワークも展示し、和の美しさを打ち出した。

MECT特派員

【AM】反りの少ないAMワークサンプル

一般的な工法で作ったワーク(=写真上)とSRT工法で作ったワーク。下は反りによる隙間がなく、後ろに光源を置いても光が見えない

ソディック(3D15)は、金属積層造形(AM)で作った、反りのないワークを展示した。同社が開発したストレス・リリーフ・テクノロジー(SRT)工法により、作成したもの。AMのワークには、造形後の冷却時に残留熱応力による反りが発生しやすいが、特殊な熱処理をすることで反りを抑えた。

担当者は「AMのワークで反りがなくなると、より最終形状に近い形で造形でき、後工程の切削加工が簡単になる」と話す。

事務局

「ロボット」セミナー開催しました

メカトロテックジャパン 2019 10月25日 「ロボット」セミナー

本日は「ロボット」をテーマにしたセミナーを開催しました。

集中して聞き入る聴講者の様子からロボットの関心の高さがうかがえました。

MECT特派員

自動化ロボの「高くて買えない」をなくす

メカトロテックジャパン 2019 10月25日 NaITO

NaITO(2A13)の小間では、中国ロボットメーカーの協働ロボット「AUBO(オーボ)-iシリーズ」が展示される。

同ロボットは、他社製の同じ可搬重量のロボットに比べ2~3割ほど安いのが特徴だ。今回展では、ウェブカメラを使った安価な画像処理システムと組み合わせる。 「単純な作業を繰り返すには十分な機能を持つ。ロボットの導入を検討する時に、高価を理由にあきらめる企業が多い。そうした『高くて買えない』を解消したい」と担当者は話す。

MECT特派員

【活躍する女性説明員】お客さまに合わせた説明を

ダイドー(1B32)ブースで製品を展示するナブテスコのクハジョバー・エバさんは、チェコ出身で来日8年目。日本語を流ちょうに話し、自身が開発に携わった無人搬送車(AGV)「RVW」シリーズの説明をする。RVWシリーズは前後左右に平行移動するメカナムホイールを搭載しており、「学生なら動きの面白さを、AGVを検討するお客さまなら性能を、お客さまに合わせて説明している」と話す。

MECT特派員

【工具】難削材の溝入れに新提案

チタン加工用の溝入れインサート「システム224」

 ドイツの溝入れ工具メーカー、ホーン(2B16)は先月ドイツで開催された「EMOハノーバー」で発表した新製品を紹介する。特に注目はチタン加工用のインサート「システム224」だ。航空機のジェットエンジン部品や医療用ボーンスクリューの加工に向く。チタン以外の耐熱合金の加工にも使えるという。日本での総代理店であるIZUSHIの永岡衛HORNプロダクトマネージャーは「インサートのクランプ方式など独自技術で圧倒的なクランプ剛性を実現している」と自信を見せる。

MECT特派員

【活躍する女性説明員】誰にでも伝わるように アクア・ジェイ

ジェイピーシー(1A51)と共同出展するアクア・ジェイの営業技術部の木下唯さんは、ロボット搬送機の説明をする。ラグビー日本代表の衣装でボールを運ぶロボットに多くの来場者が足を止める。「どんな方も理解できるように、専門用語を使わず簡単な言葉で説明することを心がける」と笑顔で話す。

MECT特派員

「3次元測定機+ロボ」で東京精密が省力化を提案

3次元測定機とロボットを組み合わせた

 東京精密(2D16)は3次元測定機と産業用ロボットの組み合わせを提案する。耐環境性が非常に高く現場で使いやすいカールツァイス製「DuraMax(デュラマックス)HTG」と川崎重工業の協働ロボットの組み合わせや、高精度3次元座標測定機「XYZAX AXCEL(ザイザックスアクセル)」とファナックのロボットによる自動測定システムなどを展示する。